
シドニー・ルメット監督 ピーター・マーズ原作
アル・パチーノ主演
汚職と腐敗に一人立ち向かう警察官セルピコの、孤独と葛藤を描いた実話に基づいた秀作
周囲の環境や、周囲の人たちの言う事に
ついつい引きずられちゃう・・って事、あなたはありませんか?
この「ついつい引きずられちゃう・・」という心理。
「わかっちゃいるけど、やめられない」ってところでしょうか( ̄∇ ̄;)
その心理の裏には、
全体から孤立する怖れや不安・・
または全体と一緒だと、それが例え悪い事だと周知の上でも
安心感があるのかも知れませんね
(赤信号、みんなで渡れば怖くない!みたいな、ね)
この「セルピコ」という作品。
アルパチーノ扮するセルピコが
ほとんどを占める汚職警官に葛藤し、恐怖を抱きながらも
自分の意思を貫いていくのですが、
ここで二つのメッセージを感じてならないんです。
こんな言葉が脳裏に浮かんできました・・。
「自分を発見するのは、全体との違いを発見したとき。」
「自分の存在自体が、違いなのである。」
セルピコは、全体(他の汚職警官)との違いに戸惑いつつも
違う自分を貫いていった。
自分の考えや意思にウソはつけなかった。
ようするに、本当の自分を発見していったワケです。
悪徳警官を摘発し、訴えに勝利するまでのプロセスで
セルピコは死にかけます。
死ぬ間際まで追い込まれて
そして結果勝つのです。
私たちもどん底を経験したり、「悲惨!」って言う物語の先には
「本当の自分にたどり着ける」
そんなプレゼントが待っているかも知れません。
