小学校に入りたての夏、
水泳の時間に溺れかけたことがありました。
小学校の25mプールは、端から端が斜めになっていて
一番深いところは1m20cm以上はあったのではないでしょうか。
チビだった私にとって その深さは 海のようにも感じられました。
プールに入った途端 足が届かなくてびっくり☆
泳ぎも達者ではなかったので もがいてもがいて、アップアップしているうちに溺れてしまったようです。
「うえ~ん!く・苦しいよー!!」
以外に大人しかった私は バシャバシャ溺れているときですら 助けの声は上げませんでした。
そんなところを 丁度先生に発見されて 無事助け出されたのでした(^^;)
当時うちの家族は 「海派・山派」で言うとすれば 完全な「山派」。
そんな経験から 私は「泳ぐ」・「水に入る」ということから いつしか遠のいていたようです。
でも 学校の授業の中には「プールの時間」がありましたよね。。
その時間になると私は「おなか痛いよー」とかいって 授業を休んだりしていました(苦笑)。
年月が経ち 中学一年のころ、臨海学校で遠泳がありました。
希望者のみの参加だったので、
「怖いから・・出るのやめよう」
と思っていたのに、希望者締め切りの時間直前になってから
「やっぱり、やってみよう!」
となぜか思い立ち、ドキドキしながら 遠泳に向ったのでした。
先生方の乗るボートに先導されながら 蹴ってもけっても、体が前に進んでいかない。。
足の平はむなしく宙を蹴っているみたいだ。。
一列に連なって 海を渡っていくのに 私と前の人との距離がどんどん開いていく。。
どうしよう!!!
「うえ~ん!く・苦しいよー!!」
そんな時、ボートの上から私の口の中に放り込まれた氷砂糖。
その甘さといったら☆
そして なんだか少しほっとしたような感覚。。。
前の人との距離は全然縮まってないのに 少しやる気が湧いてきて 水を蹴ってけって。。
そして ついに 岸にたどり着きました。 完泳でした。
たどり着いたとき 足に力が全然入らなかった。
立とうとすると 「ガク!」っといって ひざが折れてしまう。
浜辺を四つんばいになりながら ハアハア言いながら上がっていったのになんだかおかしくておかしくて!
止め処もなく 笑いがこみ上げてきて。。友達と大声上げて笑いあいました。
そして 大人になってからは 海でイルカと一緒に泳いだのが最高☆でした。
場所は御蔵島。
野生のイルカが200頭以上生息しているという 世界でもめずらしい場所です。
でも。。このときも私は船から海に飛び込むなんて!!
「考えただけでも 怖いよー!!」な状態。
船の上から見る海は 青を通り越して真っ暗。
そしてその水の量に圧倒されて私は緊張の極致だったのです。
浜辺から見ていた海は。。
穏やかで優雅で、包み込んでくれるようなあったかい存在だったのに 船頭さんが
「イルカがきたー!とびこめー!!」
といったときは私は怖くて怖くて 死ぬかと思ったほどでした。(ほんとだよ^^;)
そして 勇気を振り絞って 飛び込むと やっぱりその水の量に圧倒!
風もあり 波もすこぶる高い!!
私の目の前に 水の壁が現われては消え 現われては消えて行き
私は一枚の木の葉のように 水面に漂っているのがやっとでした。
でも そんなところへイルカの親子が 私を観察するように寄ってきたときは
「きゃあ~♪ イルカだぁ!もっと近くへきて!!」
そんな思いから 海や水に対する恐怖なんてどこへやら☆
すっとんでしまったのです。
それからというもの、休憩時間も返上して
「もうちょっと、もうちょっと!」といいながら 時間の最後まで海の中をイルカを求めて
もぐり続けていたのでした。
自分でもビックリするくらい。
今考えると・・私にとって「水」とは
「恐怖でもあり、快楽でもあり」
「やさしさでもあり、厳しさでもある」のです。
流れていく川の水や 寄せては引いていく波を見ていると
なぜだか何かを 洗い流してくれるような感覚にもなるのです。
厳しさも。。
やさしさも。。
嬉しさも。。
苦しさも。。
すべてを持っているのが「水」なのかなぁ。
いやいや、「水」にそのような「象徴」を見る私たち自身が 全て持つ存在なのかもしれませんね。
そして 止めることさえしなければ 延々と流れ続け変化し続けていく。
そんな「水」のようでありたいなぁ。。。
いつしかそんなことを 思うようになっていました。
セラピーをやりだすにあたって 「アクア」と名づけたのは こんな思いがあるからなのです。
何かに挑戦するとき・・
何かの流れが 私を成長させようとするとき・・
そんな時 いつも「水」のある風景に 自分自身がいたような気がします。
あとは。。
うちのだんなさんが 「うーん!」って伸びをしたときに
「あぁ~くうあ!!」
って 怪獣のような(^^;)雄たけびを上げた後、
「あ~、アクアっていいじゃん!」
って言ったことも 名づける由来になってるかしらぁ☆
ははは。。
