3) 頼り頼られ・・
頼り頼られ・・
頼り頼られ・・私たちは成長してきましたよね?
赤ちゃんだった頃は、多くはその母親や
親の代わりが出来る人間がいなければ生きてはいけません。
でも
成長したあとでも、誰かに頼り、何かに頼ってばかりいると私たちは
「自分の考えはどうなのか?」
「自分はどうしたいのか?」
「自分はどう感じているのか?」
分からなくなってしまいます。
これは言い換えると
自分の感情・感覚・欲求が分からなくなってしまう・・
という事。
この「自分はどう感じているのかが分からない」という感覚。
これが、私たちの人生を大きく蝕んでいく原因のひとつになる事が
往々にしてよくあります。
これは・・私の例ですが・・(^_^;)
以前、私はよく夫とのやり取りの中で こんな事を言っていました。
「私はなんでもいいよ。。」
夫が
「近場の旅行に行こう」と誘ってくれたとき、
「どこに行きたい?」と聞かれ、
「うーん、どこでもいいよ~」と私。
「食事しにいこうよ」とまた誘ってくれたときにも
「何が食べたいの?」と聞かれて
「何でもいいわ」と答える私。
そのあと、実際に「近場の温泉」や「食事」にいくのですが
私はその都度 機嫌が悪くなりました。
夫の選んだ「近場の温泉」や「食事」が気に入らなかったのです。
「なんでもいいわ~」と答えていながらも、それを夫と一緒に行ってみると
自分の気に入るようなものではない・・。
自分が「どうしたいか」をはっきりと自覚できず、そして「なんでもいいわ~」と
相手にゆだねる・・。
このとき私は 夫を「自分の満足行くものを与えてくれる相手」として
必要としていたのです。
もちろん、自分ではこのことに全く気がついていません。
でも、なぜか分からないけど、せっかく温泉や旅行に連れて行ってくれたけど
「機嫌が悪くなる。」「気に入らない。」
これは・・
私の中の「依存」「満たされぬ傷ついた心」が表にあふれ出た姿なのでした。
30代の男性会社員のEさんは なかなか彼女が出来ないという悩みを持って
私のセラピールームにやってきました。
彼は
「なかなかいい女性がいない・」
「みんな大したことないのばっかりだ・」
と言います。
話を伺い、セラピーをしていくと
彼の母親に対する とても激しい「怒り」が出てきました。
彼は30代にもなったのだから、親(特に母親)を自分が守ってやらねばならない・・
と表層意識では考えていたようでしたが
セラピーを進めていくと
彼女をつくらない・という行動に出ることによって、母親を拒否する・・といった
ことを現していたのです。
これは彼の傷ついた心が 母親に抵抗していたという事なのです。
そして 深いところで母親を拒否しながらも、
現在の自分に変化を起こす事を避けている・・
今も尚、母親を必要として頼っているという「依存」の表れだったのです。
このような無意識に頼ってしまうという事実。
これは、私たちが「安心感」や「信頼感」を獲られなかった「家庭」から
身を守るために発達させた一種の「防御」です。
自分の本来の感覚を「分からなくしてしまう」事によって
その環境に適応してきたものなのです。
本来の自分の感覚を「分からなくしてしまう」と
私たちは周囲や物や環境を 「自分自身」だと感じてしまうようになってしまいます。
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